Faily Tale


「ほんと、ごめん。」

「あたし、謝ってもらうために仕事してるんじゃないんだけど。」

「だって・・・」

「泣き言言う暇があったら仕事して。」

「・・・はい。」

知らなかった。

今までこんなに彼女が俺の仕事を代わってくれてたなんて。

「そういえば、援助の依頼が来てたよ。」

言いながらメールをまわしてる。

「陸翔には監視の依頼が来てるから明日はあたしたちだけでやってくるよ。」

続けて言うと携帯を机の上に起き、またパソコンに向かった。

彼女が断ってからまだ2日。

俺たちに課せられたのは嵐のような雑用。

1人分じゃなくて3人分。

援助の依頼が入るくらいで本部からの知らせはほとんどない。

援助の依頼の数もけっこうあるが、片っ端から彼女が引き受けるものだから今月も来月も休みがないらしい。