けっこうこの社会は複雑にできている。
家系図とかにしたほうがわかりやすいんじゃないかってくらい。
「あたしはパートナーしてるけど訓練はいらないんだね。」
「申し込めばできるけど無理にはやらせないと思うよ。」
彼女はまたベッドの上に寝転がった。
「司はどれくらい?」
本から顔を上げずに聞いた。
世間話程度の話なんだろう。
「最低でも3年はいなきゃいけないだろうな。」
「犯罪者だから?」
「まあ。」
彼女は本をパタンと閉じて仰向けになった。
「なんか難しいね。
協会の本部のデータには陰陽師もハンターも忍者もない。
それをまとめるのが本部の下なのにね。」
彼女は耳を塞いだ。
「悪魔が出たよ。」
さらっと言った。

