「今日の口ぶりからすると、頭の彼、もともと有能な能力者で、訓練に耐えかねて出てきたってところじゃない?」
彼女はベッドの上に座った。
「どんな訓練受けたの?」
今度はあたしが質問する番、とでも言いたげに見てきた。
「実習については企業秘密らしくて教えてくれないし、調べれない。」
俺は企業秘密話してもいいのか?
まあ、乃愛だし。
「実習は俺は1年だった。でもその人の出来に左右されるらしくて、俺より前からいたのに俺より後に幹部になったヤツもいる。」
「陸翔は優秀だったんだ。」
「たぶん。そこでの訓練は基本的な体力トレーニングから能力を最大限まで引き出すことまで。」
「あたしは何年くらい?」
「乃愛の場合はたぶん、1ヶ月くらい。」
「え?短すぎない?」
「俺、監視役やったことあるんだよ。なれるヤツとなれないヤツは1ヶ月で見極めれる。
で、乃愛は自分の能力のほかに道具があるだろ?それは教会本部では扱ってないから他のところに行かなきゃいけない。」
「そこでまた訓練を積むってことか。」
俺は頷いた。

