Faily Tale


「今、世界では何が起こってるの?」

俺は彼女の部屋で彼女のイスに座って聞く。

「ん?」

ベッドの上で何かを読んでいた彼女が顔をあげる。

「世界って?あたしが足つっこんだ世界のこと?」

俺は頷いた。

「今、協会が敵対してるグループは10以上。」

「10以上!?」

「細かく数えると100はあるといってもおかしくない。」

「・・・そんなに?」

「その中で有力なのは4つ。そのうちの1つは今日の。」

「うん。で?」

「協会に人手が足りないのはそのせいでもある。」

俺は首を傾けた。

「強い人はそのグループのトップに君臨してる。」

「・・・あ」

「だから幹部の人数が足りなくなる。それでも迷わず、あっちは挑んでくる。

それを無理に押さえ込もうとすると今日みたいになる。」

「なるほど。」

本当に彼女には知らないことなんてないんじゃないかってくらいよく知っている。