「エルマさん、助けに参りました。」 俺は声を張り上げる。 「朔弥、」 華弥は弟の目をふさいだ。 「大丈夫?」 乃愛は皆に聞く。 そこはひどい有様だった。 「お前らも能力者か。」 そこに立っていたのは男だった。 「そうよ。」 彼女が言う。 「協会の者か?」 「もちろん。」 「ここにも敵がいたか。」 「敵と断定するには早いんじゃない?」 目をふさがれたまま朔弥が言う。 「姉ちゃん、結界。」 「結界!」 華弥が結界をはる。