Faily Tale


「本部長、お茶が入りました。」

スーツのスカートをはいた女性が入ってきた。

「陸翔さん、お初にお目にかかります。」

丁寧に頭を下げた。

「新入りの秘書だ。」

俺の顔と名前を知っているのか。

まあ、3人なら知ってるか。

「467人。」

乃愛が言った。

「正解だ。」

そんなにいたんだ。

「それを束ねるのが幹部の仕事だ。

お前の担当は何人だ。」

「乃愛、華弥・・・」

「2人だろう。」

「はい。」

「それがどんなことかは分かっているな?」

俺は頷くことしかできない。