Faily Tale


「いい加減起きなさい。」

乃愛がおこしに来る。


「・・・」

「今日から学校でしょうが。」

俺は起き上がる。

彼女はもう、着替えも済ませていた。


「あたし今日学校休むけど、しえるはいると思うから。」

『学校休むの?』

俺はスケッチブックで聞く。

「協会に呼び出された。」

「うん。いってらっしゃい。」

「ご飯、だしといたから。」

制服で行くのか。

まあ、彼女の正装はそれだから仕方ないか。