Faily Tale


「華弥には曽祖父が封印をしていてな、」

「・・・喋った・・・」

さっきの声は海だった。

男の子なのか女の子なのか分からないような声。

「なんでもお前の見鬼は並外れていたからな。で、怖くなって封印した。」

「じゃあ、さっきのは封印がとかれた音と光なんだね?」

「そういうことだな。」

「華弥、朔弥っ!いい加減おきなさいっ!」

外からお母さんの声がした。

時計を見て

「「やばっ!」」

朔弥と声がはもった。