Faily Tale


「司様、」

「傷が開くから喋らないで。」

俺の理解者は言う。

「もう終わりにしましょう。」

彼が俺を見据えて言う。

「誰が何と言おうと私が貴方を認めています。ですから…」

「何か始めるのも勇気だけど終わるのも勇気だろ。」

さらっと千景が言う。

「純粋に初めて能力聞いたときすげえって思った。」

朔弥が言う。

…!

「兄さん、多くの人から認められているんだ。」

陸翔が言う。