「ここ、先輩の家ですか?」 「うん。」 「広いっすね。」 「あぁ、そうかも。」 あたしは自分の家を選んだ。 リビングに通す。 そこにはソファとテーブルしかない。 「適当に座ってて。」 あたしは言い、全員分のお茶を持ってきた。 「どこから説明しようか。」 あたしは言った。 陸翔はパソコンの前に座る。 『月姫さんたちは会ったこともないし、話したこともない』 「ん。分かった。」 あたしはお茶を飲んだ。