Faily Tale


そしてあたしが高校に入学(進級?)できた日の朝。

あたしは飛び起きた。

その前の日の夜も朔弥と仕事に行ってて眠いはずだった。

バタバタと音がして

「姉ちゃんっ!?」

「華弥っ?!」

と朔弥と兄ちゃんがあたしの部屋に来た。

何があったのか分からなかった。

「大丈夫?何ともない?」

心配そうにあたしを覗き込む朔弥。

手を見て足をみて最後に印を見た。

印も消えていない。

「何ともない・・・みたい。」

「なら、いいけど。」

兄ちゃんが部屋から出て行こうとする。

「ぎゃあっ!?」

意味不明な悲鳴を上げたのはあたし。