「しえる、サボるよ。」 「・・・え?」 「行くって言わなかったっけ?」 朝8時、学校の部室にしえるを呼び出した。 「校門に来たよ。」 陸翔が呼びにきた。 「すぐに行く。しえる、ついてくる?」 彼はよく分からないまま頷いた。 「しえるくんもいれば心強いよね。」 陸翔は言った。