「しえる置いてきてよかった。」 そこにいたのはけっこう大物だった。 ギター持参してくるべきだったかもしれない。 実はアレが1番強いんだ。 拳銃なんかよりもずっと威力がある。 「何発?」 「あのサイズなら4発かな。」 なんでここに楽器がないんだ。 拳銃を取り出して構える。 狙いを定めて ぴったり4発。 「お見事。」 陸翔が言う。 「どうも。」 さっさと帰ろう。