Faily Tale


「うわぁっ!」

「まったく・・・」

あたしは拳銃を引き出し撃った。

パッと消えた。

「言ったでしょ?パントマイムは無声劇だって。手当てするからおいで。」

彼は悪魔から受けたのであろう傷は深かった。

腕と足。

「無茶しないで。」

「相変わらずだね。いいもの見させてもらった。」

「それはどうも。まだ練習が必要だね。」

「はい。」

しえるが返事をする。

「送ってく。立てる?」

彼は頷いた。

「陸翔はどうする?ついてくる?」


「行くよ。」

あっさり肯定した。