Faily Tale


あたしの部屋に上がりこんで

「いつ始動?」

当たり前のようにベッドに腰掛ける。

あたしはくるくる回るイスに逆向きに座る。

「いつでもいいよ。しえるもだいぶ使えるようになったし。」

「明日、挨拶しに行こう。それで明後日には。」

「了解。」

『学校行くぞ。何か来てる。』

「陸翔も来る?」

彼は頷いた。

彼らが本性を表すのは昼間より夜中のほうが圧倒的に多い。