「先輩、どこに行くんですか?」

「ん?悪魔退治。」

左腕にオレンジの腕章。

そして右手には手袋。

ばれないように右腰には拳銃をつっている。

制服で隠れる紫色のペンダント。

常にしているヘッドフォン。

右腕には銀色の時計。

ちょっと意味不明な格好。

でも、それがあたし。

羽柴乃愛(ハシバノア)。

「ついてっていいですか?」

そして吉良しえる(キラシエル)。

ちゃんとした日本人だ。

「役にたつなら。」

「場所は音楽室。」

ヘッドフォンから声がする。

そしてあたしは走り出した。