Faily Tale


ドアをあけて彼の部屋に入る。

「リズ、大丈夫?」

声をかけてから部屋にはいった。

彼は起きていた。

目は開いていたけど身動きがとれないようだ。

「今、それはずすから。」

と、彼を縛り付けていたものをはずす。

「どこも痛くないね?」

彼は頷いた。

「俺は吸血鬼。俺の父さんたちを殺したのと同じ・・・」

「あたしも同じよ。」

ぼそっと言った彼に返した。

あたしだって彼の両親を殺した吸血鬼。

それに純血。

いつか彼を殺してしまうかもしれない立場にある。