また、いつか



あれから数日が経つ。


いつものように、6時半に家を出る。


変わらない町並み。

いつものバス停。


だけど、そこに彼はいない。


ベンチに座り、本を開く。


そして、待つ。

ただひたすら。


聞こえるわけがない。

そんなのわかってる。


だけど、期待してしまう。


「おはよう。」の言葉が。


懐かしいあの声が。


上から降ってくるのを...