いつものように、黒影の待つリムジンに乗り込んだ。


「今日はすがすがしい表情ですね」


『そうでしょう?

 って今日はって何よ。

 いつもどんな顔してるの!?あたし!!』


黒影はクスッと笑って運転を続けた。


それにしても、今日はスッキリしたなー。


まだあの子たち懲りてないみたいだけど、


でも、なんとなくいい気分♪




・・・・・・ちょっと待て。


なぁーんか忘れてる気がする。


絶対。


なんか忘れてるよ。



えーっとー?


・・・・


・・・・・・


あー・・・


アイツか。


帝。