餓鬼の俺は夢華の腕を掴んで
《演技やめねぇか?》
びくびくとしていた餓鬼の俺
なんで?って聞かれたらどう答えようと頭で沢山悩んでた・・・と思う・・・

《良いよ、約束ね》
その日が来るまでその年相応の学力でいようと約束をした
ニコッと笑う夢華に俺は沢山救われた
この笑顔に何度救われたのだろう
お前には沢山の“有難う”を伝えたい

っー、目の前が明るくなり餓鬼の俺達が遠くになり薄れていった

餓鬼だけど漢字交じりで話していた俺達
園庭に出たんだよな、そして年相応の笑顔に口調

俺はあの時闇の中に一人でいた
幼なじみの夢華にも助けを求め無かったのは夢華が悩んでるそぶりが無かったから
俺だけだったのかも知れないと悩んでた

俺を闇から救ってくれたのは夢華お前だった