だが、疲れたそぶりを見せない夢華

逆に楽しんでたんだコイツは

《疲れたら、素でも良いじゃん》
ケロッとした答えに夢華の優しい笑顔
《異端児って気味悪がられるから嫌だ》
人の顔色ばかり気にする俺
結構悩んでいた
《だったら、あたしも異端児でしょ。気味悪のはあたしも一緒だよ。優牙一人だけじゃないよ》
優しい声に一緒という夢華
まぁ確かに同じだろうな

ギュッと手を握る餓鬼の夢華にキョトンとした目の餓鬼の俺

そーいやぁあったな、こんな時
懐かしい・・・
俺の光だった、いや。今でも夢華は俺の光
俺が俺で居られる存在
愛しくて恋しくって愛らしい・・・

《優牙、遊ぼ?》
《あぁ、なぁ》
《ん?》
《小学校高学年になったらーーーー》