「!!っ//」

おっ、照れた??
思った以上の反応をしてくれた夢華

「なーに顔赤くしてんだ?」

少しからかってやりたくなった
「別に、何も?ただ・・・・・・」
ただ?
「優牙が笑うなんて珍しいなって・・・・・・」

俺ってそんなに笑わない奴か?
自覚無かった
「そうか?」
「うん。あたしの前だとね。笑うってより笑顔が少ないっていうか・・・・・・」

あ、そういうこと。
つまりだ、俺は笑ってるがこいつの前じゃ滅多に笑わないってこと。
まぁ、照れ隠しってのもある。
感情を表に出さないようにしているからな。
「だったら、これから笑ってやるよ」
絶対手に入れてみせる
幼なじみのままじゃ嫌だ

これからが勝負なんだ
「優牙」
「ん?」
「笑っていた方がカッコイイよ?」
なっ!!不意打ちだろう・・・・・・
こいつ天然か?
計算か?
いや、計算なら質が悪い!!
「サンキューな」
俺は自分の手を夢華の頭に乗せ撫でた
みるみる顔を赤くする夢華はまぁ無視しよう

だって勝負はこれからだ
同じ生活をするうちに俺に惚れさせてみせる
だから覚悟しとけよーーーー夢華?