トボトボと歩く夢華
俺と住むのがそんなに嫌か!?

「立ち直れよ、いい加減。ってか諦めろ」

「分かってるけど・・・」
拗ねてる・・・
「だったらそーしろよ。気楽にやれば良いだろ。あのマンション俺行ったことあるけど綺麗だし、広い。それに周りには秘密だが有名人が何人か住んでるぜ?」
「え!?本当にっ!?」
パァーと笑顔になる夢華
単純。子供かよ、こいつ。
「あぁ、マジだ。それにセキュリティとかちゃんとなってるし」
「じゃぁ、行く!!」
何こいつ、“有名人”で釣られてる・・・
まぁ、嘘じゃねぇし
別に良いけど。
どんな理由でも夢華と一緒にいられる
一緒に住める
まぁ、先は長い!
夢華、覚悟しとけ?
絶対俺の彼女にしてやるよ
俺に不可能なんて言葉ねぇしな♪