君が残したもの〜Kazu side〜

木の下やから気付かんかったわ…

「あっありがとう」

俺はそう言いその場から離れようとした時。

「あっちょっ待ってや!」

次は何や?

「ど−せ傘無いんやろ?貸したるわ!」

そう言って一本しかない自分の傘を俺に差し出した。

「俺は濡れてもええから平気や」

「んな訳にはいかんやろ!」

「お前こそ自分の傘無くなるやん!」

「うちは迎えやからええねん」

そう言って無理矢理俺に傘を持たせた。