「授業とか耳痛なるだけやし」

俺はそう裕也に言い放し教室を出た。

向かう先は屋上。

高校に入って半年。

正直楽しい事は一つもない。

あっ居た…。

「かずやん♪」

そう言って俺にくっついてくる女。

同じクラスの希美で俺の彼女。

好きでもない。

ただ彼女と言う存在が欲しかっただけ。