「それでは、気をつけて帰るように。」


学校が終わり、友が駆け寄ってきた。


「ね、ね!カラオケの、あの人だったね!」


「うん、びっくりしたよ」

「なになに?俺の話?」


隆哉は聞いていたのか、すぐ話に食いついてきた。


「そうです、隆哉の話ですよ。」


「なんだよ、美優!冷たい態度すんなよなー」


友は唖然として私達のやり取りを見ていた


「美優と坂下くんって、もう名前で呼び合う仲なの・・・??!!!」


「誤解しないでね!」
「誤解するなよな!」


私と隆哉の声がハモった。

「ぷっ・・・アハハハハハハハハ・・・」



これから学校生活、楽しくなりそうだな・・・