ガラガラ


「遅れてすんません」


そう言って入って来た彼は


紛れもなくあの人だった・・・


やっぱり、再会した・・・



彼は、私の隣だった。


名前は、坂下隆哉。



私の顔が徐々に赤くなっていった。


「お前・・・あん時の・・・」


「おはよう、あん時の女です。」


「ふはっ、なんじゃそりゃ!名前、なんて言うの?」

「如月美優です。」


「へー、美優ね!俺、坂下隆哉。よろしく。隆哉でいいよ」


「隆・・・哉。よろしく」


私と隆哉が再会したのは4月の出来事。