『次は生徒会長のお話です。生徒会長の條ヶ嶺君お願いします』
條ヶ嶺って…。
「ね、條ヶ嶺ってあの條ヶ嶺?」
隣から小声で夏南が話しかけてきた。
夏南の質問?に少し首をかしげた。
どうなんだろう…。
條ヶ嶺と言えばあの有名な條ヶ嶺財閥しか思い付かないけど。
そうと決まった訳じゃないからなぁ。
「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。僕は生徒会長の條ヶ嶺秋夜です」
生徒会長が話し出した…と思ったら。
「「「きゃぁぁぁ!」」」
女子生徒から悲鳴が上がった。
ほら…黄色い悲鳴?だったかな?
とにかく凄い。
理由は生徒会長。
うん…まぁカッコいいからだよね。



