走って走ってたどり着いた場所は屋上だった。 幸いそこには誰もいなかった。 フェンスの方まで歩き フェンスにもたれかかり腰を下ろした。 口を開けば出てくるのはため息と何やってるんだろう、と言う自嘲的な言葉。 何回目か分からない溜息を吐き終えた時 キー、バタン 静かな屋上に、古いドアのきしむ音が響いた。