10秒くらい、見つめ合っていたと思う。 先に口を開いたのは、光輝。 「この間のことな「わたしもう行くねっ」」 光輝の言葉を阻止するかのように言い 走って逃げた。 弁解の言葉なんて聞きたくない。 それに、今にも涙があふれてきてしまいそうだったから。