「奏ちゃん!どうしたの?」 慌てた様子で智貴君が聞いてくる。 「ハァハァ……亜美が…」 智貴君は私の背中をさすりながら、亜美と言う言葉に反応し、真剣になった。 「落ち着いて。亜美がどうしたの?」 「倒れた…。凄い…熱…」 途切れ、途切れな私の言葉を聞いて、