約束を取り付けるとすぐに
電話を切り、先に晩御飯を
済ませることにした。



そして8時前に家を出て、
自転車で実家に向かう。



サクヤくんもまだ家にいて、
気前よく10冊以上もの
雑誌をくれた。



お礼を言ってみんなと別れ、
家に帰ってきて――…。




「すごいな………」



もらった雑誌、その
ほとんどの表紙が、洸さん。



狭い部屋の床に所狭しと
それら全部を並べると、
ハッキリ言って異様なまでの
迫力がある。



「さすが、カリスマモデル
ってこと……?」


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