『あったり前じゃん! 
カリスマだよっ。

女子にもすんごい人気あるし』



勢い込んで即答する佳代の
声を聞いて、改めて洸さんの
すごさを実感する。



(あたし……本当にそんな
すごい人に、あんなこと
言われてるんだ……)



ダメだ……考えたらまた
足が震えそうになってきた。



『だから、ヒロムの出てる
雑誌が見たいってこと?』



「う、うんっ」



ハッと我に返って返事すると、
佳代はけっこう簡単に『OK』
と言ってくれた。



『ヒロムの出てるのなら、
サクヤんちに山ほどあるわ。

多分くれるよ』


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