《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜

(でも、それとあたしと、
どんな関係が……?)



疑問の眼差しを、洸さんは
『わかってる』と目で制して、



「仕事自体はやってもいいが、
オレとペアになる女の
モデルが気に入らない。

それでオレはクライアントに
条件を出したんだ。

オレが自分で選んだヤツと
なら、ペアで仕事を受けて
やると」



「……………!

ま、まさか………!?」



「――そうだ。

そのペアに、オレはお前を選ぶ。

デビューするまでの世話も
段取りもオレの事務所で
してやるから――

お前、モデルになれ」


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