《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜

「会いたくないなら
このままでもいい。

だが、話はちゃんと聞け」



(洸さん……)



お説教って言ってたくらい
だから、あたしのふがいなさを
とことん責められるんだろうな。


……そう思ってたけど――
続く洸さんの言葉は、
思いがけないものだった。



「お前がああなった理由は、
あの後わかった。

プロデューサーや関係者にも
説明はしたから、お前の
ミスはそれほど責められて
ないんだよ。――今回はな」



「―――え――…?」



思わずピクンと顔をあげる
あたし。


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