暗闇の中、上から刺す
強い光がまぶたを焼く。



眩しい。痛い。


―――あの時みたいに。




薄暗い体育倉庫。



覆いかぶさってきた先輩の
重さ、荒い息遣い。


冷たいマットの感触と、
埃っぽい空気。



全部全部、覚えてる。



まるであの日に舞い戻った
かのように、体の奥に
よみがえってくる――…。






「………………っ」





――――ダメだ。




今あたしの中で、何かが消えた。



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