『千夜ちゃん、頑張ってね!

初めてだから緊張は当たり前
だけど、それも含めて
楽しめばいいの。

千夜ちゃんならできる!』



洸さんの計らいで特別に
スタッフに加わってる璃子
さんが、メイクルームを
出る前に言ってくれた
言葉を思い出す。



(緊張も含めて楽しむ、か。

できるかな、そんなこと)



でも、たとえ完全には
できなくても、気持ちだけは
そのつもりでいよう。



どこかで見てくれてる
洸さんにも、あたしは
ここまで変わったんだ、
ってところを見せたい。


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