「エミルさん。

あたし、もっといっぱい
色んなレッスンしたいです。

ウォーキングとかポージング
とか――そういうの、まだ
早いですか?」



思い切って尋ねると、
エミルさんは驚いたように
目を丸くした。


でもすぐにそれを細めて
ニッコリ笑うと、



「早いなんてことないわよ。
千夜ちゃんがそう言うなら。

もちろん基礎もまだまだ
やらないとダメだけど、
それじゃあ少しずつでも
プログラムに組み込んでく?」



「はいっ、お願いします!」



やった。

明日からまた、新しい
ことが勉強できる。


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