そして何より……自分の
可能性を、信じることを。



(洸さんは、それもちゃんと
見抜いてたんだね。

そして、教えようとして
くれた――)



あたしが信じないと
いけないのは、洸さんじゃない。



信じるのは――他ならぬ、自分。



だからこそ強くなれるんだ、
綺麗になれるんだ。



目の前で汗を流し輝く、
彼女達みたいに――…。




「お前が本気になれば、
聖恋なんてくすんでしまう
ほどの輝きを持てるさ。

だから千夜子。

変わりたいっていう自分の
想いだけを、信じろ」


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