「え………?」



うわべだけなんて。

聖恋さんは、女のあたし
から見ても、本当に綺麗
だと思ったけど。



「アイツは仕事に慣れすぎて、
昔の自分をすっかり忘れてる。
今の聖恋の“美しさ”は、
単なる奢りの塊でしかない。

オレはそんなヤツがイメージ
キャラにふさわしいとは
思わないし、一緒に仕事を
したいとも思わない」



洸さんはキッパリとそう
言って、あたしのアゴに
指先で触れた。



ビックリして飛びのこうと
するあたしを強い目で制して、
言葉を続ける。


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