《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜

恐る恐る尋ねると、洸さんは
前を見たままサラリと答える。



「そうだな。講師はみんな
あんな感じだ。

やる気のないヤツは、
ここにいる必要はないからな」



(マジですか……

す、凄すぎる……)



タラリと冷や汗を流してると、
洸さんがちょっと声を鋭くして、



「……千夜子。オレが
見ろと言ってるのは、
そんなことじゃないぞ」



「え…………?」



あたしは驚いて顔を上げる。



今は洸さんもこっちを見てて、
視線のあったあたしに諭す
ような声でこう続けた。


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