《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜

(えっ、ええぇっ!?

ま、まさか……よねっ!!?)



「あ、あの、洸さん……」



恐る恐る見つめた洸さんは、
ブスッとふてくされた顔を
しながら、



「……来い。言い出した
手前、仕方がない」



(やっ、やっぱりぃぃっ!!)



「けっ、けっこうですっ!!

そそそんな、とんでもないっ」



洸さんにマッサージなんて、
してもらえるわけない!

……色んな意味で。



思わず壁際まで後ずさって
叫んだら、洸さんはロコツに
眉をひそめる。


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