私の胸が

何かに締め付けられる

ように

苦しくなっていった


『位置について〜よーい』
パァン!!!

男子が一斉に

走り出した

その中には

健も居る

私の前にいる女子は

声を張り上げて

健を応援している

『健一君〜頑張ってぇ』

『けーーん!がんばぁ♪』
そんな声を聞いていると

私の胸はどんどん

苦しくなっていく

健を応援しよう

としても

声が出ない

私は結局健の応援

をしなかった...