─…

忍「いいか柚華。俺が入って来いって言ったら入って来るんだぞ?」

『は~い。てか、それくらいあたしでもわかるよっ!』

忍「あははー。」

もうっ!しー君てばっ!あたしのこと子供扱いしてぇ

─ガラッ


忍「おいっ。てめぇら席着け」

わ~お

しー君さっきとキャラ変わってるよー(笑)

忍「今日は転入生が来ている」

「どーせ野郎だろ?」「なぁ?そいつパシリに使おうぜ?笑」「女だったらいいのにな」「それはねぇよ」…ガヤガヤ


うるさいなー

あー。本当に男ばっかりなんだぁ

当たり前か(笑)

忍「てめぇらさっきからうるせぇんだよっ!」

─シーーーーン。

あーあ

しー君ちょいギレしちゃったじゃん

殺気ちょっとでてますよー

忍「滝川。入って来い」


─ガラッ

『失礼しま~す』


─シーーーーン。

あり?

黙っちゃったパターンですか?

誰かリアクションしろよ!

あたしがちょっとかわいそうじゃん!

「「「お、」」」

『おー?』

クラス全員「「「「「女だぁぁぁぁぁ!」」」」」


『うるさっ!!』

忍「てめぇらうるせぇ。」

─シーーン。

だからさ、しー君殺気だすのやめようよ

みんな顔ひきつってんじゃん(笑)

忍「柚華、ボーっとしてないで自己紹介してよ」

うおっ!

またキャラ変わったよ

まぁ、そこは置いておいて…

『滝川柚華です。よろしくね?ニコッ』

クラス全員「「「「も、もちろん//////」」」」


あれ?みんなまた顔赤いじゃん!

え!?何!?今風邪流行ってるのかな?あたしもちゃんと手洗いうがいしなきゃ!!

忍「とりあえず、柚華は…廊下側の1番後ろに座ってくれる?」

『りょーかいっ☆』

ちぇっ。

転入の定番といえば窓側の1番後ろの席なのになー

まぁ1番後ろだからいいんだけどねー♪

てかさ、

『しー君!なんであたしの周りいないの?』

不思議じゃない?

あたしの前、左横、斜め左上、そして左横の横とその前の席全部がいない