公園につくと、花壇に腰をかけている晃樹くんがいた。




「…あっ……先輩…っ!!!来てくれないかと思ってた…。」



「晃樹くん…早いね…っ。」



「なんか緊張して…先輩目ぇ腫れてる??」



晃樹くんが優しく私の瞼に触れる。




「ちょっと眠れなくて…。」



「そっか…。先輩…どういうことか、詳しく教えて??先輩のこと、せめたり絶対にしないから…。」



「………うん…。」





私は、裕也の存在、二股してたこと…全て正直に話した。






「そっか…。先輩は俺のこと嫌い???」



「………嫌いじゃないよ…っ!!!……嫌いじゃ…ないけど…。」



「じゃあ、いいじゃん。裕也って人とは別れたんでしょ???俺は別れたくない。今度は今度は俺だけ見ててよ…。」



「…晃樹くん…怒ってないの???」



「…怒るって言うか…悲しかったけど……でも、二股されるより別れる方が悲しいし、俺はやだっ…!!!」



「でも…また傷つけるかもしれないし…」



私、バカだから、また変なことやからかすかもしれない…


もう、傷つけたくないよ…






「何度傷つけられてもいいよ…。別れるより辛いことはないし、先輩もこのままだと辛いでしょ…???俺が絶対裕也って人のこと、忘れさせてあげる。…こういう時に俺をたよっていいんだよ。」



(裕也を忘れられるのかな…。)







やっぱり裕也が1番だよ…





裕也は初カレだし、



裕也との思い出の方は多くて、



簡単には忘れられない…