(……祐也帰っちゃったかな…っ(汗;))
私は周りを見渡し、祐也を探す。
トンッ
後ろから肩をたたかれた。
「……祐也…っ!!!」
振り返ると、ゆきのんとかなたんがいた。
「ざんね~ん(笑)祐也じゃないよんっ♪」
かなたんが私のほっぺをつつきながら言う。
「……な…なんだ…」
「てゆーか、あんたどこ行ってたの??急にいなくなるから心配したじゃん。」
ゆきのんが、怒り口調で言う。
「ちょ…ちょっともめ事があって……それより、祐也しらない!?」
「知らなーい。」
「帰ったんじゃない??」
「え~嘘ぉ~(泣)」
せっかく言おうとしてたのに…
「じゃあ、あたしら先帰るから。」
「バイバーイ。」
~~~ショック…
私はおきっぱなしのカバンを教室に取りに行く。
靴箱に祐也の靴はなかった。
(……やっぱ帰っちゃったのか…)
カバンを持ち、もう一度祐也の靴箱を確認して、ため息をつき、うつむきながら校門まで歩く。
(…明日…ちゃんと言えるかな…)
そんなことを思いながら歩く。
校門につき、うつむいてた顔を上げた。
「………ゆ…うや…???」
校門には祐也が立っていた。
「………ななちん…俺さ…」
「あのねっ!!!!」
私はぎゅっと手に力をいれて言った。
「…何??」
「…えっと…あの…写真のことなんだけど…」
「あぁ…これ???」
祐也はポケットから写真をだした。
「その人……じ…実は…」
「………ん…????」
「……ゎ…わた…」
「すいませーーーんっ!!!!」
………え…???
マキちゃんが、校門に向かって走ってきた。
「……マ…マキ…ちゃん!?!?!?」
