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(あ~ぁ~…あんなこと言わなきゃよかったなぁ~。)


1人ゲーセンに立ちすくむ私。



バカみたい…。

かっこつけて、ゆみの味方して…。


きっと今頃2人で、

どっか行っちゃただろーなぁ。



「………そろそろ…帰ろ。」


私は持っていたカバンを肩にかけて、出口の方に足を向けた。




「かっ…帰んなよ…。」



「…ゆ………裕也…???」



裕也が息を切らしながら立っていた。




「遅くなって……ごっ…ごめん…。」





裕也…戻ってきてくれた…。



「おっそいよ~早くあれやろ☆」



今度は、私が裕也の手を引く。



「よっしゃー!!俺の勝ちー☆」


「えぇーずるーい!!反則ー!!!」


「反則じゃねーしー☆(笑)」



あえて、ゆみのことは口に出さない私達。


好きとか、そういうのじゃなくても…


やっぱり、私の所に戻って来てくれて


嬉しかったな☆☆☆