―そして放課後―



「裕也ぁ~♪♪待ったぁ~??」



走って裕也の腕に抱きつく。



「ほんと待たされたぁー。」



げっ……



反対側の腕には、ちゃっかりゆみが、しがみついていた。


「すっ…すいませんねぇ~!!」


「時間にルーズなんだから~。」



コイツ…ほんっとに嫌みなことばっかり言うんだから…。



「と…とりあえず行こっ♪」



裕也が気を使っているみたい。



「そっ…そーだね!!」