「ななこりんっ隣の席だね♪」
私の机に自分の机をくっつけるカバゴリ。
「………話しかけないで…。」
私は小さな声でつぶやく。
(こんなカバゴリラと友達なんて思われたら、私がブタゴリラだったってことバレちゃうじゃんっ…(泣))
「えぇ~まゆ達ダチぢゃん????」
いつ"ダチ"だと言った???(笑)
「えぇ~なになに~???」
「ななの友達~???」
かなたんとゆきのんが、私とカバゴリの所へ来た。
「…ち…ちが…」
「そうそうダチなんだぁ~★」
カバゴリが即答した。
「へぇ~…ななの友達にこんな子いたんだ~。面白そうな子だね(笑)」
「面白くない!!!てゆーか、友達じゃ…」
「おーい!!!デブスー(笑)」
遠くから、声が聞こえてきた。
多分、ガキな男子達がカバゴリのことを、からかいに来たのだろう。
やっぱ、カバゴリはどの学校に来ても、からかわれるんだなぁ~かわいそうに…。
「ななこりん、呼ばれてるよ???」
カバゴリが何食わぬ顔で言う。
「…ハァ~…私じゃないから…。」
私は呆れたように言った。
「え…??でも、昔はブタゴリ…」
「あ゙ぁ―――――ッ!!!!!!!!!」
私はカバゴリの口をおさえた。
