―「俺…転校することになった…」―





…………え…????



……転校って……嘘でしょ…?????






「…親が離婚しちゃって…母親につくことになったから、母親の実家の北海道に行くことになったんだ……。」



「…北海道って……そんな……」




北海道なんて…そう簡単に会える距離じゃない…。





「………いつ行くの…????」



「………明日…。」




「明日…っ!?!?……そんな…いくらなんでも、急過ぎなんじゃ…」




「…ごめん。なかなか言い出せなくて。」






そんな…




「…俺…あんたと友達になれてよかったよ…。」



「…それは…それはこっちセリフだよ…!!!…桐谷は…私をたくさん助けてくれた………裕也だって…………」



「…………ん…???」



「………ちょっと待ってて…っ!!!!」






私は、桐谷を屋上にのこし、教室まで走る。







「……裕也っ!!!」



「何??」



「……ちょっと来て…っ!!!」





私は裕也の腕を引っ張る。





「……ちょ…なんだよ…っ!?!?」




「いいから…っ!!!!!」